或るトポロジストの回想

小さなコトを大きくカク

僕らの形なき夏学期への追悼

8月になった。僕にとって最後となる大学生活の前半戦は、いつの間にか終わっていた。

ポアソン分布と珍しい現象

自然界で見られる現象のいくつかは、その発生確率というのがポアソン分布で与えられることが知られている。 これに関して、ホーエルの名著「入門数理統計学」の序盤に書かれているポアソン分布の項目について、少し気になる記述があった。これに関連して、本…

中欧旅行記〜プラハ 3

ヴルタヴァ川からの夜風に当たった後は、予約していた宿へと歩みを進めた。デコボコした石畳の道に四苦八苦しながらトランクを運んでいると、ヤンフス広場に到着した。

中欧旅行記〜プラハ2

プラハ空港の到着ロビーを出ると、僕はまずATMを探しにとりかかった。

『幼い生命と健康』〜書籍レビュー1〜

読んだ本のレビューを書こうシリーズの第一弾 今回読んだのは 『幼い生命と健康;荒井良 著』*1 です。以下に続きます。 書籍紹介 著書内容 未熟児に関わる話題 アレルギーに関わる話題 発達の遅れに関する話題 感想 *1:荒井良(あらいまこと) 専門は発生生…

コロナ対応のこれから②〜モニタリング体制

前回はコロナ対応のこれからについて、近視眼的に取り組まなければならないことに焦点を当てて考えてみた。 今回はこれに続き、コロナ対応の長期的なビジョンについて考えてみたい。 中長期的な問題点 全国型感染症モニタリング体制 経済活動と感染症対策の…

中欧旅行記〜プラハ 1

フランクフルト空港でのトランスファーは、まるで迷路のようだった。

コロナ対応のこれから①

前回まではコロナ対応のこれまでと称して独断の振り返りを行った ここでは、コロナ対応に係る今後の方向性について考えてみる 緊急事態宣言後の日本社会の方向性 今後の感染状況 なぜ早期獲得ができないのか? 日本のリスク 直近の問題 医療体制の拡充 経済…

コロナ対応のこれまで②

コロナ対応に関わる振り返りの二編目。 2月から4月までの振り返りである。 ダイヤモンドプリンセスと集団感染 3月の三連休前後 著名人の死亡例 感染爆発の重大局面 経済打撃

コロナ対応のこれまで①

コロナ対応に係るこの国の初期対応とその評価を独断してみる。また、今後に期待される国の方針について、こうだと良いなと思っていることを述べる。 めっちゃ長くなりそうなので数篇に分けて書いていきたい。 まずは振り返り。 『コロナ対応のこれまで』を見…

検察庁法改正案?

なんか一部ネットで盛り上がっている「検察庁法改正案」について、外から眺めているとその騒ぎ方に違和感を覚える点がいくつかあったので、自身の理解を整理するためにも以下にまとめてみた。 なお、ネットで調べた内容が多いのでその点には注意していただき…

駒場の思い出〜GWと五月晴れ〜

5月の大型連休を終えると気付くことが2つある。

コロナ禍と回想

まず、なぜ急にブログを書き始めることにしたのか?という問いに答えたいと思う。